八十六石まこもの集い (三重県津市美杉町太郎生) | |||||
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マコモタケとは・・・ マコモは、大型のイネ科の植物で水田で栽培します。 収穫時期は9月上旬から10月中旬です。 食用菌(黒穂菌)の寄生によって、根に近い部分の茎がやわらかく筍状に肥大します。 これがマコモタケです。 緑色の外皮をむいて、白い茎部分(太さ 3~5㎝・長さ 15~25㎝)を食用として用います。 見た目は、トウモロコシのような形です。 ほんのり甘味があり、タケノコとアスパラガスを合わせたような食感です。 シャキシャキした歯ごたえは、クセになります。 ミニ知識 マコモは「万葉集」に登場する非常に古い食物であり、稲作が渡来する以前より日本に 自生していた植物です。古代人はマコモノミ(菰米)を穀類として常食していたそうです。 マコモの葉は神道では欠かすことのできないもので、神様の食事をのせるテーブルクロスと して使用されていました。神様が通る道を撒いて清めたり、注連縄にも使用されていました。 奈良の春日大社では、今でも宮司が寝所で休む布団の下にマコモの葉を敷くならわしが 行われています。 マコモの効能 マコモタケは多くの食物繊維、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含んでおり 消化を促進し、腸内の善玉菌を増やし慢性疾患を予防する効能があると言われています。 さらに今注目の健康・美容法デトックス効果(有害物質を体外に排出する働き)に優れています。 マコモはその葉も細かく刻んだり粉末にしたりしてお茶や食材として利用でき、マコモタケと 同じ効果が期待されています。 また乾燥させた根や茎は漢方薬となります。他にも多くの効能があることが最近の研究で わかってきました、 健康法の一つとしてぜひお試しください。 収穫したマコモダケ 5月 6月 7月 自然いっぱいの中、 きれいな空気ときれいな水で、大きく育っています 9月~10月中頃 収穫です |